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手首の痛みを感じたら?考えられる原因と対策
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はじめに
手首の痛みは、日常的な動作の負担から慢性疾患まで、さまざまな原因で引き起こされます。特にパソコン作業やスポーツをする方に多いですが、リウマチや膠原病などの病気が関与しているケースもあります。
この記事では、手首の痛みの主な原因と効果的な対処法について解説します。
手首の痛みの主な原因
繰り返しの使用や過度な負担
腱鞘炎(ドケルバン病): 手首の腱が炎症を起こし、親指側の痛みが強くなる。手根管症候群: 神経が圧迫されることで、しびれや痛みを伴う。スポーツ障害: テニスやゴルフなどで繰り返し手首を使うことによる損傷。
外傷や関節のトラブル
捻挫や骨折: 転倒時に手をついた際に起こりやすい。関節炎: 加齢や過去のケガによって関節が炎症を起こすことも。ガングリオン: 手首にできるゼリー状のしこりが神経を圧迫し、痛みを引き起こすことがあります。更年期症候群:更年期のホルモンバランスの揺らぎにより手首の痛みを起こすことがあります。
炎症性疾患
関節リウマチ: 免疫異常によって関節が炎症を起こし、腫れやこわばりが続く。膠原病(シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデスなど): 体の免疫が誤作動し、関節や筋肉に痛みを伴う。
手首の痛みを軽減する方法
生活習慣の見直し
無理な負担を避ける: 長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用を控え、定期的にストレッチをする。手首を温める: 炎症がある場合は冷やし、それ以外の慢性的な痛みには温めることで血流を促進。正しい姿勢を意識する: デスクワーク時の手首の角度を適切に保ち、負担を減らす。
医療的アプローチ
サポーターの使用: 手首を固定することで痛みの悪化を防ぐ。薬物療法: 炎症が強い場合は、医師の指導のもと抗炎症薬を使用する。物理療法(リハビリ): ストレッチやマッサージを取り入れ、手首の可動域を維持する。専門医の診断を受ける: 症状が長引く場合は、リウマチや膠原病などの可能性を考え、早めの受診を。
手首の痛みに関する注意点
痛みを放置しない
手首の痛みは一時的なものと考えがちですが、慢性的に続く場合は医療機関での診察が必要です。特に朝のこわばりや腫れが伴う場合は、リウマチなどの疾患の可能性も考えましょう。
自己流の治療は慎重に
痛みを軽減するために湿布やマッサージを試すこともありますが、誤った方法で悪化することもあります。痛みが続く場合は専門医のアドバイスを受けましょう。
まとめ
手首の痛みには、使いすぎや炎症、病気などさまざまな原因があります。日常生活でのケアや適切な治療を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。
特にリウマチや膠原病が関与している場合は、早めの診断と治療が重要です。無理をせず、適切なケアを取り入れながら、快適な日常を目指しましょう。
◆当院での取り組み◆当院では手首の痛みを自覚して来院された患者さんに、関節エコーやレントゲンなどの画像診断、リウマチや膠原病などを含めた重要な病気が隠れていないかなどを確認するための血液検査など総合的な検査、診察を行っています。原因がわかるとそれに対する適切な治療や対策をとることができ、症状改善につながります。
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