ダイビング健診
  • ダイビング健診(DAN JAPAN DD NET 登録施設)

    当院は、DAN JAPAN DD NET 登録施設です。
    スキューバダイビングを安全に楽しんでいただくために、健康チェックを行い、必要に応じて「ダイビング用健康診断書・意見書」を発行いたします。

  • ダイバーメディカル・参加者チェックシートとは?参加者チェックシートの目的

    痛風で足が痛い男性

    スキューバダイビングは、水中という特殊な環境下で行うアクティビティです。
    そのため、普段の健康状態によっては事故や体調不良のリスクが高まる場合があります。

    「ダイバーメディカル・参加者チェックシート」は、ダイビングを行う前にご自身の健康状態を確認するための国際的な標準質問票です。
    ダイバー本人が自己申告し、医師の診断が必要かどうかを判断する指標となります。

  • チェックシートの仕組み
    • ダイビング前に参加者自身が質問に「はい/いいえ」で回答します。
    • すべて「いいえ」の場合 → 原則としてそのままダイビング参加が可能です。
    • 1つでも「はい」がある場合 → 医師による健康診断と「ダイビング意見書」の提出が必要となります。
  • チェック項目の例
    • 心臓や肺に関する病気がある
    • 喘息や呼吸器疾患の既往がある
    • 糖尿病、高血圧、てんかんなどの持病がある
    • 妊娠中である
    • 最近の手術歴がある

    これらに該当する場合は、必ず医師に相談してください。

  • 当院での対応

    当院では、チェックシートで「はい」があった方に対して、
    必要な検査(胸部X線、心電図、血液検査など)を行い、「ダイビング意見書」を発行いたします。

    ダイバーご本人の安全を第一に考え、安心して潜水を楽しめるようサポートいたします。

  • ご利用の流れ

    ダイビング風景

    • ダイビングショップや指導団体から配布される「ダイバーメディカル・参加者チェックシート」にご記入ください。
    • チェック項目に「はい」がある場合は、当院へお電話でご予約ください。
    • 診察・必要な検査を行い、ダイビング意見書を発行いたします。

    ダイビングを安全に楽しむための第一歩は、自分の健康を正しく申告することです。
    気になる症状や既往歴がある方は、必ず事前にご相談ください。

  • 健診内容について
    • 問診
    • 診察(内科診察)
    • 必要に応じて検査(胸部X線・心電図・血液検査 など)
    • ダイビング意見書の作成

    ※検査内容は年齢・既往歴・健康状態により異なります。

  • 当院でのご予約方法

    当院は オンライン診療には対応しておりません。
    ご予約は電話予約のみとなります。

    電話番号:0467-83-5566
    (診療時間内にお電話ください)

  • 健診料金について

    健診料金

    ① 1年以内に健康診断を受けていない方

    • Bコース(定期健康診断) 8,300円
    • ダイビング意見書 5,500円
      (基本診療料はかかりません)

    合計:13,800円

    ② 1年以内に健康診断を受けていて、検査結果等を持参される方

    • 初診料(自費) 約3,200円
    • 必要な検査費用(あれば別途)
    • ダイビング意見書 5,500円

    ※合計はお持ちいただく検査結果や追加検査の有無により変わります。

    ③ 当院かかりつけの患者様

    • ダイビング意見書 5,500円
    • 必要な検査費用(あれば別途)
  • ご持参いただくもの
    • 健康保険資格証明書 / マイナンバーカード
    • 健診結果(1年以内のものがあれば)
    • お薬手帳(服薬中の方)
  • ご注意事項
    • ダイビングは身体に負担がかかるため、既往歴や健康状態によっては適性とならない場合があります。
    • 疾患のある方は、主治医にご相談のうえ受診ください。

    ダイバーメディカル・参加者チェックシート(旧:病歴診断書)は、経験年数や本数を問わず、ダイバーが一定の条件のもとでダイビング講習やファンダイビングを行う際には必ず提出を求められる書類です。

    ダイビングに参加する際の健康リスクを評価するもので、ダイビングを行ってはいけない疾患や高リスクとなりうる疾患・健康状態がしっかり網羅されています。
    これにとって全てとは言いませんが、医師の診察を受けずともある程度ご自身やショップ側で判断が可能です。

    一方でそのような項目に当てはまらない方が100%安全というわけではありません。
    ダイビングが水中という特殊環境で行うスポーツである以上、ダイビング中に予期せぬ異変が起きるというケースはゼロではありません。
    そして、そのような異変が起きることを予測することは、どんな検査でも不可能です。
    このため、本チェックシートはダイビング中の安全を保障したり、健康障害が起きないことを保障するものでは決してありませんのでご注意ください。

  • ダイビングが禁止となる疾患

    下記に当てはまる疾患を有する方はダイビングをすべきではないとされており、ダイバーメディカル/参加者チェックシート(旧:病歴診断書)に署名することはできません。(ただし、詳細な検査によって可能な場合もあります。お気軽にご相談ください)

    精神疾患
    • 大うつ
    • 双極性障害
    • パニック発作
    • 薬物中毒・アルコール中毒
    • 重度の知的障害
    心臓血管系の疾患(循環器)
    • 未治療で症状のある冠動脈疾患
    • 心筋症(拡張型・閉塞型)
    • 心不全
    • 肺高血圧症
    • QT延長症候群
    • 発作性不整脈(意識消失発作や運動能力低下を引き起こすもの)
    • 運動力低下を引き起こす心機能低下
    • 中等度~重度の弁膜障害
    • 先天性心疾患
    • 心房中隔欠損症
    • 埋め込み型除細動器
    • 浸漬性肺水腫をおこしたことがある
    消化器系(胃腸)
    • 活動性の炎症性腸疾患
    • 幽門部狭窄
    • 小腸閉塞
    • 重度の逆流性食道炎
    • アカラシア
    • 傍食道ヘルニア
    • 胃不全麻痺
    血液
    ただちに禁止となる疾患はありません。
    代謝・内分泌
    ただちに禁止となる疾患はありませんが、糖尿病でインスリン治療中の方は治療内容によって禁止となる可能性があります。
    神経
    • てんかんを起こしたことがある
    • けいれん発作を起こしたことがある(幼少時の熱性けいれんは除きます)
    • 一過性脳虚血発作(TIA)や脳血管障害
    • 意識消失・失神を繰り返したことがある・アルコール中毒
    整形外科
    ただちに禁止となる疾患はありません。
    耳鼻科
    • 萎縮(再生)鼓膜
    • 管鼓膜切開
    • 開放性鼓膜穿孔
    • あぶみ骨切除の既往
    • 耳小骨連鎖手術の既往
    • 内耳手術の既往
    • 圧外傷による顔面神経麻痺
    • 老人性難聴以外の内耳疾患
    • 未治療の上気道閉塞
    • 喉頭全摘出あるいは咽頭部分摘出後の状態
    • 気管切開術
    • 未治療の喉頭膿疱
    • 前庭減圧症の既往
    • 症候性の鼻あるいは副鼻腔のポリープ
    呼吸器系
    • 自然気胸の既往
    • 呼吸器疾患による運動遂行能力障害
    • 寒冷気体呼吸に付随する呼吸障害
    • 肺高血圧
    • ブラ・ブレブ

    当院は DAN JAPAN DD NET に登録しており、PADIプロ資格を持った医師が対応いたしますので、安心して受診していただけます。